卒業研究奇 死闘編完結 戦士の帰還
前回までで、ほしいデータを取得するための戦は終えた。
この開発における天王山は、つまり
「センサーを利用できるハードウエア構成とセンサーデータの取得とその解釈が可能なソフトウェア処理の実現」
である。
あとは次の戦場に以降するために残党を狩るだけだ。
てな考えでやるとたいがいドハマるもんです。
そして案の定ドハマる。
まずは、センサー(FSR406)のテスト環境において配線はこんな感じでやってたわけです。
基盤にしかさせないんです。なぜなら
ひらたいからです。とてもひらたい。
すかすかでコネクタにはまらないからです。
でも、計測するときに、テープでとめようにもスカスカすぎて接触してないのでデータがとれない。
なので、ワイヤーとつなぐものがないか、でもなんって検索すればいいのかわからないし。。
名前が、わからない。。
検索でできた画像では、なにかそういったものが存在してることを示唆している。
だが、これがなんなのかがわらからない。
君の縄、ちがった、君の名は。と調べたがよくわからず。
しかたなく、私はマトリックスから出て、機械の都市(マシンシティ)、アキハバラへ。
「なにもわからないので、こういった部品がほしい」と電子のマスターに懇願しまくるも。
みなさん異口同音
ハンダづけすれば(やれやれだぜ
そうなんですが、嫌なんです、したことないし不可逆で熟練が必要な作業を行うのは。
テスターなどちゃんとした環境がないんです、プロトタイピングだけで進行したいのです。
プログラマーはそういう賭けはおいそれとやらないんです、そもそもそうじゃないソリューションを探しに、なれないマシンシティにやってきたわけですから。
そういった顧客のニーズへの気遣いのなさにカチンと来た私は、すぐさま
そ、そうですよね、お忙しいところすいませんでした
と言い放ち、店をあとにした。 まったく。
当然あきらめられない、ないことはないんだから。なのでさらに○○電子など有名どころのパーツ屋さん、私などにはまったくの異空間で、なみだ目になりながら手探りで部品を探す。
そしてやっと、ネットでみた写真に似た部品を探し出す。
ターミナルブロック(特小)というやつ、ねじ式でピンをはさみこむ、そこからボードにささる歯がでてる。
ターミナルブロック2P緑・縦・特小: パーツ一般 秋月電子通商 電子部品 ネット通販
ぴったりではないが、ワイヤーのメスに少しはまるので、こんな感じでさして、あとからテープで補強した。あとでテストしたら接触は問題なさそうだった。ふう。
これで、ワイヤー経由でデータとれるので、本体からの延長ができて実験がやりやすくなる。
次に、Raspberry Pi の電源について、もちはこびや計測場所の環境に依存したくないので、とりあえず。モバイルバッテリーを買うことにする。選び方はこちらを参考にした。
ここを参考に、Anker Power Core 10000 をアマゾンで買った。
早速確認メールがきた。
おれはいったい何を買ったんだ。何になりたいんだ。
後日、鉄の面ではなくバッテリーが無事とどいたので安心した。
でなんやかやがあって、最終的なハードウェ構成はこのようになった。
そして、持ち運び性を飛躍的に向上させる
100円ショップのプラスチックケース を導入し、それはついに完成をみた。その名も
マニピュレーションロガー
Thrust On Cervical , Investigate Enabler の略で
頚椎スラストの研究に道を拓くためのものという思いをこめました。
コンタクトハンドと頚椎の間にセンサーを挟んで計測することから、板ばさみで苦しんだ武将の名前を探して、検索結果の一番上が前田利家でそのあとにアルファベットを適当にあてたというわけではない。
しかし、嗚呼、長かった、長かったよ、でもできたよ。
これで、陣に帰ることができる。
父上、戦果は上々でござりますると報告できる。
次の戦は、実際の計測と分析となろうぞ。(続く)
あ、ちなみに計測対象は胸椎から頚椎になりました。
というのも、圧力センサーがせいぜい10KG程度が補足限界であろうとのだからです。
なお、購買初期に買ったものが古い型番のため 10Nぐらいが限界とのことで、新しい型番のセンサーを買いなおしたことを報告しておきます。amazonで買うときは注意すべしです。
自分を鼓舞するために、これをchromecast してました。