マネージメント
「マネージメント」、かっこいい言葉だと思います。
「マネージメントがなっていないな、君は」
「〇〇社で、マネージメントをやっております」
なにかを、着実に遂行するオトナな響きがあります。
ドラッカーが有名ですよね、副読本の野球部の女子マネージャーが読んで部活運営に役立てるような筋立てのものが人気の。
で、漠然としたイメージでは、組織の中で、チームで仕事を遂行するにあたって、
チームメンバーが能力どおり、それ以上の成果をだせるよう環境をつくり、
計画を策定し、メンバー間調整をし、モチベーションを高め、外部環境との折衝を
行い。メンバーの評価を行い、次の仕事にむけてチームを維持成長させていくこと
を「マネージメント」なのではないかと思います。
おそろしき「マネージメント」。足をむけてねられじ「マネージャー」。
前職中、同僚がふと「受験の英語のセンテンスで、manage to do = なんとかやっていく、ってのがあったけど、マネージャーって、どうにかこうにかなんとかするのが仕事なんだなあ、やっぱ大変だな」と過負荷気味のマネージャーの様子をみて慨嘆しながらも言っていたことを思い出します。
上記の副読本、(読んでいないのですが)、マネージャーの資質として「真摯さ」をピックアップしておりました(帯にかいてあったの見ただけ)。
「真摯さ」、にわかに意味が、えーと「まじめで、ひたむきなさま」らしいです。
えーと、まじめでひたむきなマネージャーが戦線離脱するような時代だから、ことさら「マネージメント」なんて言葉が流通しだしたと思っているのですが。。
英語では、「integrity」と書かれています。訳は、
- 誠実、正直、高潔、品位
- 完全(な状態)、完全性、全体性
前者をとっているようですが、個人的には、2のように思います。
辞書によっては、整合性、一貫性ともありますが、前者は「いい人」感、後者は「鉄の人」感というか、環境がどれだけ荒れても、その人だけジャイロコンパスのように一定の安定性を保持するというか、そういった人が修羅の現場で頼りにされると思います。私は元IT業界出身ですので、なんとなく後者のイメージがしっくりきます。
さて、カイロプラクティックでも「患者(様)マネージメント」という概念があります。
施術計画とそれにそって実施していくための、患者様との施術を含めたあらゆる行為のことを指します。
手技療法は、人が人に行うもので、すぐに結果がでることは「マレ」です。慢性化した症状は特にそうです。そういった症状に対処する場合は、ぐっと腰をすえて、「マネージメント」することが大事です。痛みや辛さを抱えているのは、患者様であり、その中で羅針盤となって、状況をなんとかしていくマネージャーとして、信頼をしてもらえるようでなければなりません。
とはいえ、それは容易なことではなく、その気持ちをもって果てしなく地道に進んでいくしかないとも思っています。(ため息。。
とはいえ2 いまある自分とはるか彼方の理想とのギャップを、「マネージメント」するのも自分です。だからこそがんばっております。
ということで、「もしカイロプラクターが、ドラッカーのマネージメントを読んだら」
こういう院になってます。(まだちゃんと読んでないのでちゃんと読みます。)
まつむら